【薬学部 勉強】 浪人生活の不安を抱えるあなたへ――僕が見つけた『計画』という安心剤

浪人を決めたその日、僕の胸を占めたのは「また失敗したら」という恐怖でした。同じ気持ちでいるあなたへ向けて書きます。ウェルズの家庭教師と初めて会ったとき、先生はこう言いました――「勉強は作業ではなくプロジェクト。全体像が見えれば怖くない」。
最初に取り組んだのは一年間の学習カレンダーづくりです。四季ごとに目標を区切り、目的を明確にしました。
- 春:基礎固め
- 夏:演習量の最大化
- 秋:過去問と傾向分析
さらに週単位で「何を・どこまで・どんな深さで」を数値化し、毎晩「達成度」と「気づき」を一行日記に書いて先生へ共有。翌日のオンライン面談で温かなフィードバックを受けるサイクルが続きました。
化学の有機分野で遅れが出たときは原因を一緒に探り、演習順序を微調整。夏の終わりには一日十二時間の勉強が生活の一部となり、模試の偏差値は化学で十五、数学で十伸びました。「やれば伸びる」という実感が、毎日の食事のように僕を満たしたのです。
秋に本番環境で過去問を解くと合格最低点を安定して超えるように。先生は「計画は地図ではなくナビ。遅れたらルートを再検索すればいい」と励ましてくれ、不安は行動へ変わりました。
試験当日、机に座った瞬間に浮かんだのは“計画通り”の四文字。合格発表で番号を見つけたとき、喜びよりも安心で涙があふれました。もし暗闇の中で立ちすくむあなたがいるなら、まず自分専用の地図を描いてみてください。計画は不安を行動に変える、最強の味方です。